一般的な不妊治療

一般的に『不妊治療』といえばどんなことを想像されるでしょうか?

「お金がかかりそう」

「痛そう」

「敷居が高い」

「高度医療でとりあえず何かと大変そう」

病院で行われるお金がかかる治療が一般的なイメージですかね。

実際的なイメージとしてはあまりいいものではないかもしれません。

ですが、この高度医療のおかげで、本来であればこの世に迎えられなかったかもしれない子たちがたくさんいます。

今や、体外受精とまで行かなくても、「子どもを授かる為に病院にアドバイスを求め」に病院を行くご夫婦まで数に入れると

その割合まさに6組に1組はおられるそうです。

また、2013年に生まれた全ての赤ちゃんの内、2.7%が体外受精を経て妊娠に至った子達で、割合でいうと37人に1人だそうです。

実際のデータを知ると、身近に感じるかもしれません。

病院に行って妊活の相談をすることについて、「手っ取り早そう」そういうお声もあるでしょう。

ですが、結婚して1年、2年、、、子作りを意識していない訳ではないのになかなか授からなければ不安になりますよね。

切実な思いで病院の門を叩く時、どんな経過をたどるのでしょうか?

今回は高度不妊治療が行われている病院を初めて受診する際の経過を、できるだけリアルに感じて頂ける様、大阪の有名なクリニックでの経験でご説明したいと思います。

初診

1.病院の診察予約を取ります。

(事前に開催されている場合は説明会に行き、その時に予約を取ってくれるかと思います)

2.問診票を書きます。

結婚してどれ位か、妊娠に向けて努力していることはあるか、などいろんな情報を書き、原因はどこにあるか、推測できる範囲で推測されるんだと思います。

3.診察

医師からいろいろ話を受け、どんな風に治療を進めていくか決めます。

おそらくわからない単語も出てくると思いますので、不明点はその都度聞くことをお勧めします。

不妊治療は長期に渡るかもしれず、時間にもお金にも、精神的にも余裕がなくなることが予想されます。

質問に答えてくれない医師である場合、今後受ける治療に不安が出てきます。

医師任せにせず自分で納得して高度治療を受けたいものです

お金を払うのは私たちです。医師は専門性高く、求める治療を提供してくれます。

お互いに信頼し合う、その気持ちが必要かと思います。

4.具体的な治療の流れや料金説明を受ける

診察の後は看護師や医療事務の方から、詳しく、今後どう進んでいくのか、実際お金はどれくらいかかるのか、といった説明をしてくれます。

ここでもわかりやすく、親切なスタッフが対応してくれることで、今後のお付き合いがうまくいきます。

特に看護師は治療方針をわかっていることが多いと思います。

医師に聞きそびれたこと、わかりにくかったことは相談できることで安心できます。

いろんな検査

「後は妊娠すればよいだけ」

「スムーズに体外受精に進むための準備」

その為に、いろんな検査をします。

●風疹抗体検査

●子宮ポリープや子宮筋腫の有無

●感染症検査

●原因はどこにあったのか

などなど。。。

中でも代表的な検査をいくつかご紹介します。

血液検査

こちらは大丈夫ですね。今は血液検査でいろんなことがわかります。

採血するだけなので、そんなに特別な心構えは不要でしょう。

もし風疹抗体がない場合、妊娠して初期に風疹にかかると赤ちゃんに障害がおこる可能性が出てきます。

その為にもお母さんが風疹にかからないよう、かかっても大丈夫なように抗体がない場合は予防接種を受けることになります。

精液検査

男性が自宅や病院採った精子を顕微鏡でチェックします。

●精液量

●濃度(実際の精子量がわかる)

●生存率

●運動率

●奇形率

女性の血液とかけ合わせることにより、「受精異常」がないか、すなわちその相性を確認することもできるんです。

卵管通水検査・卵管造影検査

女性には生殖器として、大事な子宮、卵巣と卵管があります。

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これが左右にあります。

全体像と卵管造影検査ののイメージ図を載せます。

卵管造影検査

実はこの卵管が詰まっている場合があります。

初めから体外受精だけをする、と決めている場合は卵管が詰まっているかどうかなど調べる必要はないかもしれません。

合間に体外受精ではない妊活をするのであれば調べておく方がよいですね。

詰まっていれば妊娠経過はたどれません。

子宮鏡検査

子宮内に小さなカメラを入れ、子宮の中を直接調べることができます。

子宮の入り口を広げる前処置が必要となりますので、数時間かかりますが、ポリープがある場合には検査の延長で切除したりもできます。

痛みが伴う場合には麻酔を使用してくれます。

腹腔鏡検査(ラパロスコープ)

内視鏡でお腹の中を実際に見て子宮や卵管などに癒着や内膜症などの病気がないかを調べます。必要があればすぐに治療をすることができます。

ちょっとした手術になります。

検査結果

原因が見つかられる割合はどの程度でしょう。

「原因見つからなかった」ということが実はとても多いんです。

これはとても興味深いと考えています。

ですが、とりあえずこれらの検査を終え、どんな治療をどんなスケジュールでして行くか、

医師とよく相談して決めていくことになります。

これらの検査だけで、1~2か月かかることもあるでしょう。

 

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